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<ビタミン剤>
ビタミンB1剤
?@アリナミンF(糖衣錠 5mg)
?Aジセタミン(錠 5mg)
疾患から疲労、保健に至るまで広範囲に用いられている。
適応:激しい肉体労働時、神経痛、筋肉痛、関節痛、末梢神経炎、末梢神経まひ、心筋代謝障害など。?Aはそのほかに脳血管障害や便秘などの胃腸運動機能障害にも効果がある。
用法:?@1回量5−10mg(1−2錠)、1日1−3回服用。?A1回量5−10mg(1−2錠)、1日1−3回服用。
ただし治療薬として使用する場合は、医師の指示に従うこと。
注意:効果がない場合は、服用をだらだらと続けないで中止すること。
保管:遮光・密閉・室温保存。
ビタミンC剤
シテール(錠 200mg)
新陳代謝に広く関係しているビタミンである。
適応:激しい肉体労働時、高温作業時、鼻出血、歯肉出血、血尿などの毛細管出血、薬物中毒、骨折の治療促進などのほか、色素沈着、光線過敏性皮膚炎にも効果がある。
用法:1回量200mg(1錠)、1日1−数回服用。
保管:遮光・室温保存。
混合ビタミン
?@新ポポンS(錠)
?Aノイロビタン(錠)
?Bビオタミンエース(糖衣錠)
いくつかのビタミンと、場合によってはミネラルを配合した薬剤である。
適応:筋肉痛、腰痛、眼精疲労、神経炎、肝臓疾患、口内炎、皮膚炎、高温作業時、栄養補給など。
用法:?@1回量2錠、1日1回昼食後または夕食後に服用。
?A1回量1錠、1日1−3回服用。
?B1回量1錠、1日1−3回服用。
保管:室温保存。
<滋養強壮剤>
無機質製剤
配合剤
?@ソリタT穎粒3号(包 3g)
?A粉末ポカリスエット(包)
経口補液剤である。
適応:軽症または中等度の脱水症、および電解質の維持・補給。
用法:?@は使用時、1包3gを100mlの水または微温湯に溶かして服用する。定められた水溶液として調整し、高濃度の水溶液を服用してはならない。患者が欲しがらない場合は、強要しない。吸湿しやすいので、開封後は速やかに使用する。?Aは添付説明書に従う。
注意:1. 腸管閉塞、腸穿孔、重篤な腎障害、嘔吐が激しい場合、などには使用してはならない。
2. 下痢、嘔吐などが現れることがある。
保管:室温保存。
<血液・体液用薬>
止血剤
?@アドナ(錠 10mg)
?Aトランサミン(錠 250mg)
?@は毛細血管に?Aは血液凝固のメカニズムに作用して、止血する。
適応:外傷による出血、脳出血、喀血、吐血、下血、などすべての出血に対して用いる。
用法:?@1回量10−30mg(1−3錠)、1日3回服用。
?A1回量250mg−500mg(1−2錠)、1日3回服用。
注意:はき気、食欲不振、下痢、発疹、などの副作用が現れることがある。
保管:室温保存。

 

 

 

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